やる気が出ない時は、片付けと整理をする

やる気が出ない時は、片付けと整理をすればよい。

往往にしてやる気が不足している人は、普段から片付けもさぼりがたちで机の上から部屋のなかまでごちゃごちゃと、いらないものがたまったりしているものだ。そうした、ごちゃごちゃ感がさらにやる気をそいでいる。混沌とした環境は、何か手に負えないものが眼前に存在しているかのような印象をあたえ、知らずしらすのうちにさらにやる気をそいでいく。だから、やる気がなかったら、まずはそれを解消しよう。

片付けというものは、ある程度まではなんの目標もなくてできる。特にゴミがちらかった部屋であるならばなおさらだ。本当にめんどうくさかったら、大きめの箱を用意してゴミ(と思われるもの)をそこにほおりこむだけでもよい。その結果あらわれた綺麗なスペースは、以前よりは、あなたにやる気をあたえる。

片付けの効用はほかにもある。とにかく手を動かすことで、働くことがくせになるということ、そして着実にきれいになることで、精巧体験が植え付けられるポジティブになれることである。やる気のない人は、なにかの失敗が心の奥深くに刻みつけられていて、どうせがんばってもうまくいかないのではないか、という思いにかられている場合がある。そんなことはない。昔うまくいかなかったことがあったからといって、将来は全く別である。それが証拠にほんのちょっとガンバッテかたづけければ、その成果はきちんとあらわれる。

体を少しでも動かすことは、気も晴れる。なおいいことに、その間によいアイデアがうかぶ場合が多いということだ。ちょっとひいた位置がながめることはとてよいことである。がんばりすぎないでがんばる、こと。それが片付ける動作の中で、ゆったりと考えることで実現される。

やる気は誰にでもそなわっているものである。ところが、なにかのきっかけで、そのやる気が否定されてしまうと、恐れが発生しできなくなってしまう。やる気と恐れの葛藤がさらなるやる気の減退を生み恐れを生む。こうした負の連鎖を断ち切るためには、体を動かすことである。では何を? そのときに一番よいのが、お片づけである。日々のルーティンとしてお片づけや掃除を取り入れることができれば、こんなによいことはないだろう。

こんな当たり前のことを・・・そう思われる方もおおいだろう。あたりまえのことの積み重ねがよい生活に結びつくのに、それはなかなかできないもの。うまくいく人はそれができるし、うまくいかない人はそれがてきない。ちょっとしたことでも、根本であるだけに、影響は大きい。